一瞬、言われた意味が分かりませんでした。
少し考えてから、俺は慌てました。
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「な、なんでそういうことになるの?」
「言ったでしょ。寂しいのよ」
お酒で濡れてつやつやとした彼女の唇が、妙に艶めかしく感じました。
「だ、だからって、それは…」
「彼女いるの?」
「いや、いないけど…」
「なら、いいじゃない…別にとって食ったりしないわよ?」
「い、いや、それとこれとは」
「お願い。今日だけでも気晴らしさせてよ…」
結局、俺は断れませんでした。
それくらいに、彼女の目が必死だったからです。
隣にしなだれかかってきた彼女の、服のボタンを上から外していきます。
背中に回した手に伝わる、彼女の体温と、女性らしい身体の感触。
過去に暴れていた人とは思えないくらいに、その身体は華奢でした。
「ふぅ…落ち着くなあ、こうやってると…」
U実は、脱力したようにそう言いました。
「こういう時って、落ち着くもんなの?」
「あたしはね。くっついてると、人の体温って温かいなあって思って」
「そう…」
「あんたは?もしかしてだけど、はじめて?」
「ああ、…まあ」
「そう…ごめんね、こんなのが最初で」
「いや、それはないよ」
「ならよかった…あんた、精力ある方?」
「え?」
「1回しかもたないってタイプ?」
「…わからない。自分でするときはそれなりに出せるけど」
「なら、大丈夫そうだね…」
「え、どういうこと?」
「多分、最初はすぐイっちゃうでしょ?」
「まあ、多分」
「何度でもしてってこと。いっぱい、つながってたいからさ」
「ああ、そういう…」
するしない以前に、こんな話を女性とすること自体、初めてでした。
かなり重い状況にもかかわらず、俺の股間は、そのやり取りだけではちきれんばかりになっていました。
ズボンの上から、彼女の白い手が、その膨らみを撫でてきます。
さわさわとした優しい手つきからは、昔のやんちゃさは微塵も感じられませんでした。
ほっそりとした手が蠢くたび、股間に鈍い快感が走りました。
「…はじめてだからかなぁ…」
「え?」
「勃つのはみんな一緒だけどさ、こういう張り詰めた感じって、慣れた人だとないよ」
「そ、そう…?それってどうなの?」
「もちろん、褒め言葉だよ」
ジーっと、彼女の手がズボンのジッパーを下ろしていく小さな音が、俺にはやけに大きく聞こえました。
ベッドの上に横たわったU実は、脚を開いてこちらを見ています。
はじめて生でみた股間の割れ目は、透明な汁でつやつやと光沢を放っていました。
俺は、誘われるように彼女の上におおかぶさります。
「よっと…あ、あれ?」
「あ、やっぱり入れるところ、わからない?」
「あ、ああ…」
「ここだよ。もうちょっと下…」
「こ、このあたりかな…?」
何しろはじめてです。要領がまったくわかりません。
少々情けないものはありましたが、彼女の指示に従って位置を調整します。
「そうそこ。広げてるから、そのまま押し込んで」
「よ、よしっ…」
ペニスの先端に、水気たっぷりの粘膜の感触が伝わってきます。
言われるままに、俺は腰を押し出しました。
さっきまでの苦労が嘘のように、濡れた肉の隙間に自分の分身がめり込んでいきます。
「んくうぅっ…きたあっ…久しぶりだあ…」
彼女はうっとりとつぶやきましたが、俺はそれどころではありません。
挿入したばかりだというのに、刺激が強すぎて、あっという間に我慢できなくなってしまったのです。
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「あ、や、ヤバいっ…」
「いいよ、気にしないで一度出しちゃお…時間はあるんだから」
「わ、悪いっ…」
俺は亀頭だけを彼女にめり込ませた状態で、精を放ちました。
はじめての女性の中での射精は、それまでに味わったことのない気持ちよさでした。
「うわ、中でひくひくしてる…これだけでもたまんないよ…」
「ほ、ホント悪い…」
「いいって。それより、次いけるよね?」
「この調子なら、少しすれば大丈夫そう」
「よかった…じゃあ、ちょっと休もう?」
彼女は俺の背に回した腕に力を入れて、引き寄せました。
「…それまで抱いててよ。ギュって」
その目は寂しそうで、俺は見ていられなくなって、彼女に貪りつくようにキスしました。
「んぐっ…」
チュパっ、チュパっっと、口元で唾液が音をたてます。
「ん…うれひい…」
彼女は一言いって、目が閉じました。
切れ長の目尻の端に、うっすらと涙がたまっていましたが、俺は見なかったことにしました。
再び勃起するまでには、そう時間はかかりませんでした。
今度は、さっきよりはスムーズに、彼女の膣内に押し込むことができました。
精子と愛液にまみれた割れ目はもうベトベトで、挿入にも苦労しません。
多少冷静になったせいか、ズブズブと中に入っていくにつれ、まとわりついてくる粘膜の感触がよりはっきりと感じられました。
「ああっ…2度目なのに…やっぱりすごい硬いっ…」
U実の感嘆の声を聞きながら、俺は今度こそ、根元までぐいっと自分のモノを押し込みました。
「んんっ…お、奥まで届いてるぅっ…」
「ど、どうかな」
「気持ちいいよ…とろけちゃうくらいに…さ、腰、いっぱい振って…」
AVでみた知識だけでしたが、とにかくそれを真似するつもりで、俺は腰をぐいぐいと前後に振りました。
「ん、…上手くいかないなあ…」
「そんなことないよ…んっ!」
「そ、そう?」
「ぎ、ぎこちないのはあるけど、でも、これはこれで気持ちいいんだよ…ああんっ…」
そういわれると、俺も少し自信が出てきました。
最初は我ながらおっかなびっくりでしたが、徐々にスピードもついてきました。
「そ、そうっ…んっ、き、気持ち、いいっ…」
「こんな、感じでいいっ…?」
「う、うんっ…んっ…あ、ああっ…!もっと、もっとおっ…きてっ…!」
このあたりまでくると、何かにとりつかれたように、俺は無我夢中でした。
もう、自分の動きがどうとか、そういうことはすっぱり頭から消えていました。
ただただ、U実の胎内を味わっていたい。それだけです。
ペニスに伝わってくる温かい熱を感じながら、俺はさっき彼女が言った、あったかいのが落ち着くという言葉を反芻していました。
「あ、ああ、あんんっ、ぱ、パンパン…ちん○ん、すごいおっきいよおっ…」
「き、きつかったりする?」
「う、ううんっ…全然きつくないよっ…パンパンに膨らんだちん○ん、好きなのお…気持ちいいのお!」
U実は全身にうっすらと汗をかいていました。
胸の先にも、白いお腹にも、汗の粒が光っています。
それが俺の劣情をますます刺激しました。
再び、精液がせりあがってくる感覚がありました。
「ま、また出そう…」
「い、いいよっ…精液…あんたのあったかい精液、いっぱい中に出してっ…」
「う、おああっ…」
言われるまま、ほとんど何も考えずに腰を思い切り押し込んだところで、俺は限界を迎えました。
腰全体に、射精の快感が響き渡ります。
「あ、出てる、精液いっぱい出てるよおっ…あ、あ、ああああああああっ…!」
びくっと身体をのけぞらせ、U実の身体が一瞬こわばった後、一気に脱力しました。
膣内に、俺の精液が垂れ流されていきます。
「あ、あんんっ…よ、よかった…」
「そ、そう…?」
「うん、…精子、あったかい感じっ…」
「よ、よかった…」
「ねえ、…まだできる?」
「ちょっとわかんないけど…」
「じゃあ、それでもいいよ…。朝まで、抱いてて…」
結局、彼女の家を出たのは次の早朝でした。
マンションの入り口まで送ってくれたU実は、少し寂しそうな笑顔で言いました。
「ありがとう。無理言っちゃって」
「いや、むしろ俺の方こそ…」
「…ううん。やっぱり、お礼をいうのはあたしだよ。これだけであたしは、また頑張れそうな気がするから。」
「そ、そう。」
「…あのさ。もし、…だったらなんだけど」
「え?」
「あんたに相手ができるまででいいからさ…もしまた帰ってくることあったら、寄ってくれないかな?」
「…えっ…」
「縛る気は全然ないから。気にしないで。ただ…多分また、あたし、寂しくなっちゃうからさ」
「…ああ」
彼女とは、それで別れました。
マンションの入り口で、彼女は名残惜しそうに、いつまでも手を振っていました。
話はこれだけです。
多分、次に帰省したら俺はまたU実のところへ行くでしょう。
妙なことになってしまったなあ、というのが実感です。
彼女とか、そういう話ではないですし、かといって、性欲だけで逢いに行くって感じでもないですから。
自分でも説明しようのない、変な、居心地がいいとは言い難い関係。
ただ、どういう形であれ、U実とは長い付き合いになりそうな、そんな気がしているんです。
それに、9年越しですが、ようやく彼女と実のある関係が結べたんですから。
そのことには、ただ満足しています。
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カテゴリ:エロ体験談その他(男性視点)