あまりにも服を脱がされることが多かったせいか、その頃には僕の下半身は、クラスメートどころか、他のクラスの女子にさえ知れ渡っていた。
やれ小さいだとか、仮性包茎だとか、そういう話がこれ見よがしに耳に入ってくる。
別にそこまで周りに比べて下半身にコンプレックスを持っていたわけではないけれど、それでも誇張されたそのひそひそ話は、僕のプライドを痛く傷つけた。
一言で言えば、屈辱。それに尽きた。
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そんな毎日で、ますます周りの目は冷たくなっていたのだけれどM子に限っては例外だった。
そんな様子を意に介する様子もなく、例によって下半身素っ裸の僕の股間をつつきにどこからともなく現れる。
そして、この頃には僕にとってM子の存在は、日々のつらさを一時でも忘れさせてくれる貴重なものにさえなっていた。
最初のうちこそ勘繰っていた彼女の内心も、もう気にならなかった。
M子がどういうつもりなのかはやはりわからない。けれど、少なくとも彼女のふるまいが僕にとって救いになっていることだけは確かで、彼女の意図がどうであろうがもうどうでもよかったのだ。
それどころか、僕の中でのM子の存在感は予想以上に大きくなっていた。
とはいえ、好きになったとかいうわけじゃない。
彼女のことを頭の中で考えただけで、片足で股間をつつく彼女の姿がありありと思い浮かび、股間が瞬時に硬くなるのだ。
だから、本来それどころではない状態にも関わらず、僕の勃起する頻度はどんどん高まっていった。
授業中でさえ、机の下でそうなることも少なくなかったのだから、マトモじゃない。
今思えば、あれは追い詰められた僕がかろうじてみつけたせめてもの逃げ道に対しての、精神のギリギリの防衛本能だったんじゃないかと言う気もするけれど。
そんな毎日がしばらく続いたある日のことだった。
その日は珍しく嫌がらせも、服を脱がされることもなかった。
試験前で忙しい時期だったのだけれど、どうも気晴らしにみんなで放課後どこかに遊びに行こうという話が持ち上がったらしい。
当然僕は誘われていなかったが、それは気にならなかった。こちらだってもう、悪感情はどうしようもなかったし、付き合う気もしない。
ただ、みんなの気持ちがそちらにそれてくれたことだけで十分だった。
授業終了後もみんなはさっさと帰ってしまい、僕はあっけなく解放されたのだ。
とはいえ、廊下をきゃっきゃ言いながらクラスメートの声が遠ざかっていくのを聞いたときには、何とも言えないむなしさは覚えた。
もう、教室には僕しか残っていなかった。M子もいない。
普段はあんな態度だけれど、別にM子は僕と違って嫌われているわけじゃない。
多分、一緒に行ったんだろう。
なんとなく寂しい気持ちになりながらも、僕は久しぶりに落ち着いた気持ちでしばらく座っていた。
それから腰を上げた。
帰ろうかとも思ったのだけれど、久しぶりに、部活の部室に行ってみようと思いついたのだ。
もっとも、それは試験前で誰もいないことがわかっていたからこそだった。
いやがらせを受けるようになってから出ていないし、行ったところで僕の悪評は部活の連中にも知れ渡っている。
明言はされていないけれど、事実上除籍されたようなものだった。
ただ、こうなる前はそれなりに思い出のある場所だったから、思い入れはあった。
この日も、今さら活動をしようと思ったわけじゃなかった。
この機会に行ってみれば、落ち着いて一息付けるんじゃないかと思っただけだ。
部室は、校舎の端にある。
時期が時期なせいだろう、すこしゆっくりしていただけだというのに、廊下には早くも人けがなかった。
部室のドアを開けてみると、案の定誰もいなかった。好都合だ。
僕はゆったりとパイプ椅子に座り、ぼんやり部屋の中を眺めた。
この場所で前のような楽しい気持ちになることは、もうないんだろう。
そう思ったとき、自分の考えが違っていたことに気づいた。
落ち着くどころか、嫌な気持ちが心の中にどんどん沸き上がり始めたのだ。
これは、さっさと帰った方がいいな。
あきらめの気持ちで腰を上げかけたときだった。
部室のドアがカチャリと音を立てて空いた。
見れば、意外なことにM子が立っていた。
いうまでもないが、M子はうちの部活の部員じゃない。それどころか、完全な帰宅部だ。
教室でさえあれだけ退屈した顔をしている彼女が、部活なんてしているわけもない。
「あれ…どうしたの?」
僕は声を掛けた。
あんなことをしているとはいえ、普段は声なんてかけあったりしない。
けれど、その日に関しては状況が違う。いつものようなヘンテコな状況ではないのだ。
かえって、無言でいるのも変な気がしたのだ。
「ちょっとね。あんたがこっち歩いていくのみかけて」
「ふうん…みんなは?」
さりげなく返事をしながらも、内心僕は焦っていた。例の条件反射だ。
彼女の姿を見た途端、僕は意識するよりも早く、勃起してしまったのだ。
幸い、彼女はまだそのことには気づいていないようで、自然に会話を続けてきた。
「あたしがあんなの、行くと思う?」
「…いや、わかんないけど」
「つまんないだろーなって、思ったからさ」
「…」
「あんたは?誘われなかった?」
「…まあ」
ザクリ、と胸に痛みを感じたけれど、僕はそれを肯定した。
それ以外に返事のしようもなかった。
もっとも、その間も勃起は一向に収まらない。いつものことながら、僕は自分にあきれていた。
「だろうね」
「やっぱりわかる?」
「あの連中じゃそうだろうなって程度にはね」
「…はあ…なんでこんなことになったかね」
考えてみれば、彼女とマトモに話といえる話をしたのは、この時が初めてだった。
もっとも、こんな話を長々続けるつもりは、彼女にはなかったようだ。
さっきとは幾分違う、かちゃりという音がした。
彼女が、後ろ手に部室のドアにカギをかけたのだ。
そして、ふらっと僕に向かって近づいてくる。
「…あの…どうしたの?」
「別に。ここならだれにも見つかる心配はないなーって、それだけ」
ゆっくりとした動きだったけれど、彼女はもうパイプ椅子に座る僕の目前まで来ていた。
目線が、もうハッキリと僕の膨らんだ股間をとらえている。
普段と違ってズボン越しではあるけれど、彼女なら僕が勃起していることはすぐにわかったはずだ。
実際に、彼女はそのまま片足を上履きから抜くと、ぐいっと膝を曲げた。
そのまま、足の裏をズボンの上にのせる。バランス感覚が相当いいのか、重みはほとんど感じなかった。
ただ、それでも彼女の脚の質感が感じられるというだけで、僕の股間は完全に反り返ってしまった。
「…」
いつも通りの無表情のまま、撫でさするように足が動き始めた。
「…」
二人して無言だったが、僕は既に全身に汗をかいていた。
彼女の意図がもう読めないのはわかっていたけれど、それまでとは状況がかなり違う。それに彼女の雰囲気もなんだか少し違う気がした。
困惑したまましばらくされるがままになっていると、彼女はやがてすっと脚を引いた。
今日はこれで終わりかな。
そう思ったときだった。
「汚れちゃうし、靴下脱がないとね。あんたも下脱いで。そんで、いつもみたいに横になってよ」
「…え?」
「今日はちゃんとしごいたげるから。この姿勢だとやりづらいのよね」
「え…何それ…」
「一度くらいは、シャセイしたいでしょ?この部屋なら大丈夫そうだし」
「…」
「出してあげるって言ってるの。あんたも、まんざらでもないでしょ?」
もちろん、彼女にそれ以上の説明は望めなかった。
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長時間靴下の中で蒸れただろう素足だったけれど、臭みは感じなかった。
あまり汗をかかない体質なのかもしれない。
ただ、それでもすっかりぬくもっていた彼女の指は、竿に触れた途端に生ぬるい体温を伝えてきた。
「感じ、ちょっと違うかもね」
「うん…少し」
確かに、普段は靴下越しだったから少し感じは違ったけれど、気持ちいいには変わりなかった。
ひんやりと床の冷たさを背中に感じながら、僕は斜め上を見る。
横たわった僕の身体のすぐそばに、彼女がいる。
僕の腰のそばに立った彼女は、片足の指の腹で、僕の亀頭を軽く刺激していた。
斜めからとはいえ、極端に短いチェックスカートは、僕の視線を遮ることはなかった。
まして、彼女は脚コキのために片足をあげていたし、その動きに合わせてスカートの中をのぞくには苦労しなかった。
もうだいぶ見慣れてはきていたけれど、彼女の太ももとパンティの組み合わせはそれでもやはり僕の下半身には効いた。
ひらひらするスカートの裏地と、これまでに見てきたのとは違う黒のパンティ。もっとも露出は多く、スケスケなのは変わらなかった。
僕の先端からは、普段にもましてドロドロと、透明の汁があふれ始めていた。
それが亀頭を次々に滑り落ち、竿に絡まる彼女の足指に絡まっていった。
「興奮、してるんだね。そんなに気持ちいい?」
「う…うん」
「呆れた」
竿を縦にツーっと撫でる、彼女の生ぬるい脚の親指。
既にべっとりとカウパーがついていたおかげで、滑りはよかった。
ただ、ぬるりとした感触と、圧迫感があっただけだった。
痛みはない。
手の指についてはネイルとかでかぎ爪のようになっている彼女だったけれど、脚の指については爪もちゃんと短く切っていて、そのせいか痛みもなかった。
もっとも、M子も爪が触れないように気をつけてくれたのだろうけれど。
そして、それまで軽く触れているだけだった、彼女の脚の指の動きが変わった。
親指と人差し指が、大きく開かれる。
そして、その隙間が僕の肉棒を左右から挟み込んだ。
想像以上の圧力が、竿にかかるのがわかった。
「ぐ…っ」
思わず僕は声を上げていた。
つらかったわけじゃない。逆に、あまりの快感に腰から力がどんどん抜けていく。
M子はそのまましばらくまたじっとしていたけれど、僕のカウパーの勢いはどんどん激しくなっていた。
もう単についているとかそういう話じゃなく、M子の親指と人差し指は既に僕の汁まみれになっている。
「…」
自分の下半身を凝視している僕の様子にあきれたのか、それとも満足したのかはわからない。
ただ、無言のまま、彼女はこね回すように、脚の指を動かし始めた。
同時に、足裏に圧力がかすかにかかり、陰茎の裏側をぐいぐいと押し付け始める。
「く…くあっ…!」
格好だけを見たら、踏みつぶされかねないような感じだっただろう。
けれど、それはないと僕は本能的に安心していた。
M子がそんなことをする気がないのは、なんとなくわかっていた。
無表情のまま、脚の二本の指の動きが徐々に激しくなってくる。
それに従って、透明な体液はさらにどろどろと流れ出し、僕自身の股間と彼女の指を汚した。
「ふっ…ふっ…」
「やだなあ…うちの飼い犬みたいだよ…」
彼女の言う通り、いつしか僕はまるでさかった犬のような息を吐きだし始めていた。
無様だなあ。僕は彼女の言葉を、心の中でさえ否定できなかった。その通りだったからだ。
僕はすっかり動物なみになった自分に呆れながらも、自然に息を荒立てていった。
今日、僕は彼女の脚コキで射精するのだ。
多分、彼女の飼い犬が、発情期にはいるたびにそうなるのと同じように、無様な姿をさらして。
彼女だって慣れているわけでもないだろうに、指の動きは強すぎもせず弱すぎもせず、絶妙だった。
二本の指は時折竿の上を滑り、カリのとっきに引っかかった。
「く…きゅぁ…」
「今度は女の子みたい…」
自分のものとは到底思えない、まるで裏声のような声が出た。
その間も、彼女の動きは一向に収まらない。
むしろ、その動きは徐々に大きくなってくる。
膝も、微妙に上下に動き始めている。
一応片手を机について身体を支えてはいたけれど、あんなチアリーダーのような無理のある片足立ちで、よくここまでできるものだと思った。
それで表情が全然変わらないのがさらにすごいのだけれど、多分、推測に過ぎないけれど、彼女は彼女で僕の反応を楽しんで、そして興奮してくれていたのではないかと思う。
僕の方も、もう限界に近かった。
「先っちょ、真っ赤になってるね」
「くぅ…」
「喋れないの?情けないなあ」
見苦しく呻く僕をからかうように彼女が言う。
気持ちよすぎて言葉が出てこなかったけれど、彼女はやはり意に介した様子もなかった。
「もう、出そうなの?」
「…く、う、う…き…」
「いいよ、出しちゃって。いっぱい、ね」
その言葉に背を押されるかのように、肉棒の根元から熱いものがせりあがってきた。
彼女の脚の指がもう一度、カリの出っ張りに絡みついた瞬間、まるで噴水のように大量の精液が、すっかり上を向いた僕の先端から盛大に吹き上がった。
腰がガクガクするのが自分でもカッコ悪いと思ったけれど、止めようもなかった。
「あっ…!」
さすがのM子も、びっくりしたような声を上げて動きを止めた。
その声は、それまでの冷静な彼女の声とは違って、いかにも年相応の初々しさに満ち溢れていた。
顔の表情にも、これまでみたことのない、はっきりした驚きが含まれていた。
多分、男のち●こを見たことがないというのは嘘ではなかったんだろうと思う。
もちろん、自分で男を射精させたことも。
発射された精液の勢いは、自分でもかつてないほどひどいものだった。
爆発したかのように、僕の粘液は四方八方に飛び散った。
飛距離も相当なものだったようで、僕自身の顔にまで、わずかに液体の感触があったくらいだ。
もちろん、間近で脚コキしていたM子はなおさらだった。
チェックスカートの表面に、点々と白い粘液が飛び散る。それだけでなくスカートの中にもだいぶ飛び込んだようで、高く上げた太ももにべっとりと白い精子が絡んでいた。
第一陣が飛び散ったあとも、精子は止まらず、今度は先端から、先ほどまでのカウパーと同じように、力を失ったかのように流れ落ちていく。
どろどろとした白い塊が、直接しごいてくれていた脚の親指と人差し指にどろりと溜まり、それから脚の裏全体を伝っていった。
「…思ってた以上にドロドロしてるね、これ」
ようやく精子が止まったとき、もう、M子の声は平静を取り戻していた。
もう、顔にも動揺の色はない。
陰茎が少ししぼんできたところで、ようやくM子は脚を離した。
精子まみれになった脚を、部室の床につく。かすかに、ねちょっと音がした。
「ねえ、ティッシュとかある?」
「あ、ああ…そこの棚に…」
「良かった」
彼女は棚から二三枚ティッシュを抜くと、それを僕に手渡してくれた。
それからさらに二三枚とって、今度は自分の脚を拭き始める。
興奮も収まってきた僕は何を言ったらいいかわからず、黙々と彼女に倣って自分の股間の粘液を処理した。
「これ、ここに捨てちゃったらまずいかな」
「…まずいんじゃないかなあ。…僕、どっかで捨てとくよ。コンビニ袋あるし」
「そう。じゃ、お願いするね」
僕にべっとりと湿ったティッシュを押し付けると、何事もなかったかのように彼女は上履きを履いて、ペタペタと部室を出て行ってしまった。
ガチャリとドアが閉まった後も、僕はこれまで以上にあっけにとられて、ひとり部室の中でじっとしていた。
自分の生臭いにおいが、部屋の中にわずかに漂っていた。
覚悟していた通り、僕への嫌がらせは結局それから半年後の卒業までやむことはなかった。
一方で、M子との関係も、卒業まで続いた。
本当に進展はない、最後までただ脚コキだけの関係だった。
そして、卒業と同時に彼女はどこかの地方に引っ越していった。僕も、地元を離れた。
お互いの引っ越し先を知らせ合うようなことはなかった。
脚コキまでしておいてどうなんだろうとも思うが、そういう親密さとは僕らの関係は違うような気がしたのだ。
こうして、僕らの関係はスッパリと、まるでそんなことがなかったかのように途絶えた。
そして、彼女の意図もとうとう最後まで分からないままだった。
もしかして、それを聞いておけばまた何か違った関係があったのかもしれないという気もする。
でも、それは今となってはどうでもいいことだ。
彼女だって、きっとそう思っているだろう。僕がM子との関係について、確信を持って言えることはそれだけだ。
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