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【女子大生のエッチ体験談】空気女のわたしがギャル主催の乱交パーティーに出席した顛末(中編)

わたしはびっくりして、その場で身じろぎさえできませんでした。


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「聞こえてたよ…隠しててゴメン。あと、大きな声出させちゃって」
「う、ううん…」
「…こうなるのはいつものことなんだけど…後味悪いなあ、これだけは」
「や、やっぱり…ホントなの…?」

男の子たちにはああ言ったものの、やっぱり聞いた話のショックは小さくありませんでした。
出来ればデタラメの、根も葉もないうわさであってほしい。
そう思ったんですが、彼女はすっぱりと肯定しました。

「うん。行きずりの方だけは濡れ衣だけどね。どこでそういう話になったかな…」
「…そ、そうなんだ…なんでそんな…」
「あたしの趣味。趣味っていうか、元気の元だからかな」
「げ、元気って、…乱交するのが?そういうものなの…?」
「あたしにはそういうものみたいなのよね」

ふうっと、Rちゃんはため息をつきました。

「まあ、あたしだって人を巻き込む気はないしね。あんたなんてなおさらだよ。だから隠してたんだけど。知られたくなかったよ」
「…あの、なおさらって…」
「あんた、そんな話絶対に聞きたくないって人でしょ?」
「…」
「あたしとあんたは世界違うからさ。たぶん、同じ物みてても感じてることは全然違うだろうし」
「…」
「だからなおさら言わなかったんだけどね。…あーあ、これであんたとの関係も終わりかぁ」
「…嫌」
「は?」
「嫌だよ…」
「ちょ、ちょっと…」
「終わりじゃないよ、終わりなんかじゃ…」

別に取り繕ったわけではありません。わたしの本心でした。
彼女のやってることはともかく、彼女がわたしにどれだけ気を使って一線を引いてくれていたのかが、雰囲気からハッキリ感じ取れたからです。
それだけわたしの存在を気にかけてくれたってことなんですから。

その場で少し議論はあったものの、結局彼女とはそのまま友達関係を続けることになりました。
彼女はやれやれといった感じでしたが、わたしはホッとしました。
乱交の件は心に引っかかったままでしたが、そんなことよりも彼女と友達でいることの方がわたしには大事だったんです。

悪気がなかったというのは本当のようで、あの男の子たちはわたしの豹変ぶりを言いふらしたりはしませんでした。
けれど、わたしとしては少し決まりの悪さを感じずにはいられませんでした。
もともとRちゃんくらいしか親しい人もいませんでしたから、あまり思い入れもありません。
わたしはすっかり幽霊部員になりました。
Rちゃんは自分のせいだって思ったみたいで、かなり心配してくれたんですが、わたしとしてはむしろさっぱりした気分でした。
それに、結果的に、Rちゃんと話す機会は以前よりも多くなりました。話す内容もより濃くなったんですから、悪いことばかりでもありません。
主に彼女が喋ってわたしがうなづいているというのは変わりませんでしたが、それでもわたしははじめて距離の近い友達を手に入れた気分でした。

ただ、それでも彼女は、あの乱交の件だけは自分からは決して話してきませんでした。
バレてしまったとはいえ、それ以上の嫌な思いをさせたくないっていうのは彼女の中では絶対だったみたいです。
あんまり線引きが厳格なので、一度だけ敢えてわたしの方から話を振ってみたことがあります。
彼女もたまにはそういうことも話したいんじゃないかって思って。
でも、それでも彼女は流されることはありませんでした。
そのきっぱりとした割り切りぶりは、わたしにとっては少し格好良く思えました。

彼女について気づいたことはもう一つあります。
同じサークルにいたときにはあまり意識していなかったんですが、彼女はすごく多忙な人だったんです。
意識してみると、校内を歩いていてもいろんな場所で活発に活動する彼女を見かけました。
イベントサークルや、校内のいろんなグループ活動を掛け持ちしているというのは話だけはきいていたんですが、実際に目にすると全然印象が違います。
一線を引いているという点では同じだったようですが、彼女はずっと生き生きとしていて、どんどん色んなことに首を突っ込んでいるのがわかりました。
そんな彼女だけに、どこで見かけても存在感はすごいものがありました。

「…すごいなあ」
「え?何が?」
「Rちゃん、何でもやるじゃない。それに、何やるにしても精気に溢れてるし」
「…そんなにいいもんじゃないけどね」
「あの話?」
「…まあ、そういうこと」

Hが元気の元。あの時聞いた彼女の話をわたしは忘れていませんでした。
忘れられるわけありません。インパクトが強すぎて。
彼女も察しはいいので、わたしの言っている意味はあっさりと飲み込みました。

「いいもんじゃないっていうのはどうかなあ?わたしから見たら、あれだけ活発なの、うらやましいくらいだけど」
「そうでもないのよね。これでも自分がどういうことしてるのかはわかってるし。たまにだけど、自分でもちょっと考えちゃうよ?」
「そうなの?」
「残念ながら。まあでも、この話はやめよ。これ以上続けてもいい気分しないでしょ?」

彼女は苦笑いしながらそちらに話が進むのを打ち切りました。
でもその話を聞きながら、わたしは彼女にふと憧れを覚えたんです。
事情はどうあれ、彼女の姿は、わたしにはすごく遠いものだったから。

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その憧れがはっきりとした形をとるようになったのは、専門の授業が始まった頃のことでした。
ゼミではないとはいえ、グループでの作業なんかも多く、いろんな人と接する機会が増えてきました。
わざわざ志望して入学したわけですから、わたしも当然楽しみにはしていました。

けれど、いざそうした生活が始まってみても、やっぱり気力はまるで湧いてきませんでした。
期待していた授業でさえ、わたしは相変わらず熱を感じず、スカスカな気分のままだったんです。
もちろん、教室でも空気だったのは言うまでもありません。
そうなると、あらためて自分のことが気になり始めてきたんです。
こんな時でさえ、わたしは変われないのかって。

そして、そう思ったときに脳裏に浮かんだのが、Rちゃんのことでした。
誰にでも、なんにでもとにかく突っ込んでいく彼女。
何をしていても、すごく存在感のある彼女。
そんな彼女への憧れが、このときはっきりと自分の理想に変わったんです。

彼女みたいになりたい。
少しでも、彼女とおなじようになれたら。それは、無理だとわかっていたからこその理想でした。
その感情が、Rちゃんがしている行為に向くのに、それほど時間はかかりませんでした。
わたしは、彼女に近づきたいあまり、彼女の行動をそのまま真似してみたくなったんです。

もちろん、それだけで元からの性格が変わるなんて、わたしも思っていませんでした。
それに、自分の常識から言ってもありえないことです。
それでも、覚悟を決めるまでの時間はそんなに要りませんでした。
形だけでもいいから、なんとしてでも彼女と同じような存在になりたい。
芸能人の真似をしたがる人がよくいますけど、あれに近い感情だったかもしれません。

わたしがRちゃんに頼み込んで乱交に参加させてもらった理由は、言ってしまえばそれだけでした。
皮肉なことに、それは自分の中にはじめて生まれた、熱をおびた願望だったんです。

「…あんたさ、何考えてんの?」

予想はしていましたが、わたしの話を聞いた彼女の顔は苦虫をかみつぶしたような表情でした。
わたしに嫌な思いをさせたくないがために、あれだけ気を使ってくれていた彼女です。
だからこそ、わたしがそんな風に影響されるとは思ってもみなかったでしょう。
わたしが言ったことは、おそらく彼女にとって一番相談されたくない内容だったんだと思います。

ややあって、彼女は真剣な声で言いました。

「そんなことまであたしに付き合ってどうするのよ。あんた、絶対後悔するよ」
「…」
「そりゃ、あたしはもともとこうだからいいよ。だけど、あんたは違うでしょ」
「…」
「誰かに何か言われたの?無理にあたしに合わせることなんてないんだから。あんたはあんたでいいんだって」
「…無理したわけじゃないよ」
「は?」

わたしは、ハッキリと彼女に告げました。
別に流されたわけじゃない。
彼女に合わせてるわけでも、誰かに言われたからでもない。
ただ、いつも元気に満ちている彼女と同じ場で、SEXをしてみたい。
彼女がどう感じているのかを自分の肌で知りたい。

「…別にごまかしてるわけじゃなくて、本当にわたしがしてみたいの」
「…まあ、あたしなんかに憧れてくれたっていうのは光栄だけど。でも、やってなにかが変わるわけでもないよ?別人なんだから」

言われるまでもありません。
わたしの願望は、どちらかといえば妄執とか、そちらに近いものです。

「うん…でも、それでもいいの」
「…あんた、何言ってるかわかってる?正気?」
「…ふふ」
「な、何笑ってるのよ、真剣な…」
「ごめん、おかしくなっちゃって…だってあなた自身がそんなこと言っちゃったらおしまいじゃない」
「そ、そりゃそうだけど…」
「その点は心配しないで。迷惑は絶対かけないから。あと、後悔もしないから」
「…」
「お願い」
「…ホンっトーーーにいいの?一生、悪い意味で忘れられなくなるかもしれないよ」
「もしそうなっても、それは頼んだわたしの責任だから。それに…」
「?」
「上手く言えないけど…わたしには必要なことなんだよ」

それは本音でした。
はじめて熱を、手ごたえを感じた願望をかなえてみたい。
わたしにとっては、それは自分の倫理観をかなぐり捨ててでも、やってみるべきことだと思えたんです。

「…はあ」

どのくらいたったでしょうか。彼女は長いため息を吐き出しました。

「なんていうかさ、今、あんたと仲良くなっちゃったこと、後悔してる」
「え、なんで…?」
「あたしなんかと付き合わなければさ…あんた、こんな変なこと言い出さなかっただろうにって」
「…それはあるかもしれないけど…でも、もしそうだったら、それはそれでわたしはすごくつまんない毎日だったと思うよ?」
「はあ…、ホント、なんていうか…」

彼女は髪をぐしゃぐしゃとかき乱しました。
綺麗にセットされていた髪が、みるみる乱れていきます。

「…わかったわよ…ゴムはつけさせるけど、一応ピルも飲んどいて」
「ありがとう」
「でもね、ひとつだけ言わせて」
「何?」
「…あたし、今のあんた好きだから。だから、これ以上思いつめないで」
「…わかった」

そういったとたん、彼女は急に慌てたような声を上げました。

「…いけない、あたし、説教くさくなってるよ…。なんかどっと疲れた…」
「そんなことないよ」
「いや、それはあたしの方の問題で…あー、恥ずかしくなってきた!やっぱりあたしこういうのダメだ…」

彼女は頭を抱えてバタバタしています。
それを見ていると、ついクスっと笑いがでました。
もしかしたら、それは重くなった場の空気をかえようとした、彼女なりの配慮だったのかもしれません。

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