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【エロ体験談】会社を去るバイトの僕が、憧れの先輩OLに風呂場で中出しした話(中編)

Kさんは、自虐的な笑いを浮かべて、俺の答えを待っている。
普段の快活さとは真逆の、あからさまな作り笑いだ。
状況を考えると仕方がないが、答えにくいことこの上ない。


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心底迷った。
普通だったら、冗談には冗談で返すべきなのだろう。
けど、いくらなんでも質問が悪すぎる。どう答えても角が立ちそうだ。

それに、実をいうと、俺自身にとって質問された状況は、感情的に割り切るにはきわどすぎた。
何しろ、秘かに憧れていた相手だ。どうやったって、性欲は湧いてくる。その意味では、魅力的すぎる話だ。
けれどその一方で、仕事だけの付き合いとはいえそれなりに積み重ねてきた人間関係を、その場限りの欲求で台無しにしたくないという気もした。

それだけに、冗談とはわかっていたけれど、どうにも感情がかき乱されてどうしようもない。
考えがまとまらなくなる。

テーブルの向かい側の、彼女の姿をチラりとみる。
同僚にアイドル的な扱いをうけてきただけのことはあって、彼女はいかにもかわいらしい。
小柄でスリムな身体に、整った顔。
くりっとした目は優しい雰囲気で、いかにも親しみやすい。
そんなアイドルというにふさわしいルックスの彼女だったが、よくよく見れば、その身体はかなり発達している。
なまじ全体が小柄なだけに、なおさら身体のラインが際立つ。
会社で制服を着ている時の浮き出たお尻や締まった脚、多少小さ目だが形のいい胸のふくらみは、うっかりするとつい見とれてしまうほどだった。
俺も過去に何度か、彼女の後ろ姿を凝視してしまったことはある。
気づかれる前に目をそらすようにはしていたけれど。

今は私服ということもあって、身体のラインはそこまで露骨にはでていない。
ただ、首筋から鎖骨のあたりに薄く汗が浮いていて、それがかすかに光っているのが、なぜかとてもきわどい感じがした。

一旦それを意識してしまうと、もう駄目だった。
自分の中の本能的な部分と理性的な部分がないまぜになって、頭がますます混乱してくる。

考え込んでしまった僕を、彼女はじっと見つめていた。
いつの間にか、笑いが消えている。

たっぷり1分ほど、俺は考え込んでいたように思う。
ようやく思いついた答えを言った。

「無理って言ったでしょうね。第一、Kさんとそんな形でしても、嬉しくないっす」

言うまでもなく冗談への答えとしては最悪だが、考えに考えた結果、僕は本音をそのまま言った。
仮にそうなっていたとしたら、Kさんの人間関係は、その時限りで終わってしまったかもしれない。
そして、それはただの妄想話とかではない。
一歩間違えたら、つまりKさんがさっき思いとどまらなかったら、現実のものになっていたのだ。
そう考えたら、とても軽い答えを返す気がしなかったのだ。

Kさんはちょっと驚いた顔をしていたが、幸い、すぐににっこりと笑ってくれた。

「なんか、すごい真面目な答えだね」
「色々考えたんですけど。面白くない答えですいません」
「いえいえ、あたし的にはバッチリ」

よかった。どうやら、大外しはしなかったようだ。

「でも、すごく悩んでなかった?眉間に思いっきり皺よってたよ」
「いやー…そりゃ悩みますよ。答えづらいじゃないですか」
「え、答えづらいってことはさ、実はしたかったりした?」
「あー…ノーコメントで。」
「おー?なんか赤くなってない?」
「酒のせいですよ、Kさんだって結構赤いっすよ」
「えー、そ、そう?」

話しているうちに、多少雰囲気が軽くなってきた気がする。
これなら、何とか気分のいい形でこの飲み会を締められそうだ。
そう思っていると、Kさんが切り出した。

「あのさ、…もしよかったら、説得とか抜きで、どう?」
「は?」
「だから、辞める辞めない抜きで。」
「どういうことですか?」
「…試してみませんかって言ってるの」
「?」
「察し悪いなあ…だからあ!してみないかって言ってんの!」

最後は大声、かつ顔が真っ赤だった。
ありえなすぎて、俺は意味が分からなかった。

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「あ、あの、どうしてそうなるんですか?」
「…さっき、すごく真面目に考えてくれたじゃない。」
「はあ、俺なりにですけど」
「ああいう反応してくれる人自体、本当に久しぶりだったから。新鮮だったの。」
「そんなに珍しいですかね。」
「あたしの周りではね。少なくとも、うちの上の方とかではありえないし。」
「その辺とはあんまり比べられてもうれしくないんすけど…」
「ああ、失礼。でもね、嬉しかったんだよ?だから。」
「…いいんですか?別に、気を使ってもらってるわけじゃないんすよね?」
「そういうのじゃないって。…ただ、素で、君とならしてもいいかなって思っただけだよ。」

そこに、店員の女の子がとても気まずそうにさっき頼んだ酒と焼き鳥を持ってきた。

「聞かれてましたかね。」
「どうも、それっぽいね。」
Kさんはやはり、赤い顔をして言ったが、顔は真剣だった。

全身から汗が噴き出した。
緊張と嬉しさと興奮がないまぜになって、頭の中を駆け巡った。

だが。酒が回り過ぎていた上に、疲れもたまりすぎている。
頭の方はやる気まんまんなのに、股間の方はピクリともしない。
いざその場に及んで恥をかかせるのは避けたかった。
仕方なくそれをそのまま伝えると、Kさんは、あっさりと言った。

「じゃあ、また今度じゃどうかな?辞めたあととか。」

次の日から、また仕事の毎日が始まった。俺を引き留められなかったからか、2日後には他の部署から別の社員が4人もやってきた。
これだけ回せる余裕があるならさっさと回してくれていればこんなことにはならなかったのに。むしろ、リストラ候補の社員みんなよこしてくれればとも内心思いつつ、俺はひたすら引継ぎに勤しんだ。
退職までにはあまり間がなかったけれど、内容自体はシンプルなので、引継ぎはおおむね順調に進んだ。

Kさんはその間も隣の部署なわけで、顔はよくあわせていたが、様子は普段と変わらなかった。
結局、あの夜は何もせずに駅前で別れた。
その後、彼女は自分自身の進退も含めて、あの夜話したことについては何も言ってこなかった。

内心、もしかしたら大魚を逃してしまったのかな、とも思った。
考えてみたら、俺が起たないところまで酒が回っていたわけで、彼女も相当回っていた可能性が大きい。
あれは、単に酒の勢いだったんじゃないか。
そうだとしたら、当然あの話はお流れだろう。

自分に対して地団太を踏みたい気分と、でもあれでよかったんだという気分でぐちゃぐちゃで、時々叫びたくなったが、抑えた。
もともとあり得ない話だったんだし、つかの間だったけどあんな雰囲気を味わえただけでも十分じゃないか。いい夢を見させてもらったと考えることにしよう。
俺は、何度も何度も自分に言い聞かせた。

そして、退職当日。手続きは滞りなく済んだ。
最後に異動してきた社員4人にあとを頼んだ。彼らについてはいい人たちで、気持ちよく送り出してくれた。
荷物をまとめて、俺は2年強親しんだ職場を後にした。

エレベーターの前まで行くと、Kさんが立っていた。
「お疲れ様っす。お世話になりました。」
「こちらこそ長い間お疲れさま。これから大変だけど、少しは休めるね。」

この制服姿も見納めかと思うと名残惜しかった。
それに、この間のことはどうなったんだろう。
彼女は大丈夫だったんだろうか。
色々聞きたいことが頭に浮かんだ。
だが、さすがに内容的に聞きづらい。
切り出しかねていると、彼女の方から言ってきた。

「あの件だけど、1週間後の金曜に、○○駅前でどう?」

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