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【エロ体験談】不良集団の壮絶射精 精液便所女子が真珠ち●ぽで失神した(後編)

苦痛ではあったけれど、それでも慣れてしまえば多少の余裕は出てくる。
日替わりでち●ちんを突っ込まれながら、あたしは不良たちのセックスを割と冷静に観察したりしながら、時間をやり過ごすようになった。

そうでもしないと、やっていられなかったというのもあるけれど。

不良たちのセックスは十人十色だったけれど、大多数は下手だった。でも、ごくたまに未経験のはずなのになぜか極端にうまいのもいた。一種の才能だったんだろうか。
普段はほとんど演技だったけれど、そういう時だけはあたしも積極的に声を上げ、ち●ちんを貪った。気分的には誰が相手だろうと不快なのだ。それならせめて肉体的な快感だけでも楽しまないとたまらなかった。

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精子の味も色々だった。
いろんな不良の精液を飲み干したけれど、濃いのもいれば薄いのもいた。
たまに、においだけで吐いてしまいそうになるくらいものすごくくさいのもいて、それだけはつらかったけれど、どうでもよかった。
のむことそのものには、もうすっかり慣れてしまい、何も感じなくなっていた。
せいぜい、セックスよりは疲れなくていいな、というくらいだった。

ここまでくれば、立派なサセ子の出来上がりだった。
あたしはただただ彼氏の要求に応えて、いろんな不良の童貞を奪っていった。
彼氏も、次から次に後輩たちを連れてきては、あたしとセックスさせた。
あたしは既に冷めきっていたからそれを作業としてこなしていたし、動揺することは少なくなっていた。
ただ、一度だけ、あたしと不良のひとりがセックスしている同じ部屋で、彼氏が別の女の子とエッチし始めたのはさすがにこたえた。

「愛人みたいなもんだよ、愛人」

彼氏はそう言った。形だけとはいえ、一応あたしはやっぱり立場的には彼女なのだ。
でも、その日は、彼氏の部屋の薄暗い天井が、いつも以上に霞がかったようにどんよりとして見えた。
いつもセックスのときには必ず見上げていたから、余計にその日の変化は目についた。今日に限って何故なんだろう。
それでも、セックスそのものは普段通り終えた。声の演技もその日はうまくできなかったけれど、相手がそこそこだったので、なんとか形にはなったと思う。
けれど、彼氏の家の外に出た途端に、涙が止まらなくなった。
彼氏への未練じゃなかった。そんな段階は、もうとっくに過ぎている。
あたしが感じていたのは、これまでの自分への後悔と、胸が悪くなるような屈辱感だけだった。

そんな救いようのない毎日だったけれど、習慣になってしまえば思ったよりも時間が過ぎていくのは早かった。
自分の学生時代がこんなことになってしまったことはやりきれなかったけれど、それでも卒業まであと半年を切るところまでは来た。
もう少し、もう少しだ。あたしはそう自分に言い聞かせた。

卒業したら、その足でこの町を引き払おう。あたしはそう決めていた。
幸い、目途はもうついていた。
とはいっても、仕事が決まっていたわけじゃない。遠縁の親戚の家に転がり込ませてもらうことに決めていたのだ。
あたしと親との仲はすっかり冷え切っていたけれど、その親戚は遠縁すぎたのが幸いしたのか、それともあたしの口調にのっぴきならないものを感じたのか、受け入れを承諾してくれた。
受け入れと言っても、一時的にかくまってもらうという感じだったけれど、その親戚の存在は不良たちには一言も漏らしたことはなかったから、ちょうどよかった。
とにかく、地元との縁をスッパリ絶とう。後のことはそれからだ。

あたしがそこまで思いつめたのは、別に自分の境遇を悲観したからじゃなかった。そんなものはとっくの昔に諦めている。
理由はただひとつ、彼氏の存在そのものだった。その頃の彼氏は、不良だらけのこの町の基準で見ても、常軌を逸し始めていたのだ。

不良たちの間での地位はその後もめきめきと上がっていたけれど、それに比例してやることもどんどん犯罪に近づいていった。
既にかなり価値観の麻痺していたあたしでさえ、これ以上関わったら終わりだと思ったんだから、どれほどのものだったかは察してほしい。
そして、そんな彼氏だからこそ、単に卒業しただけでは、縁を切れるとは思えなかったのだ。

段取りこそ立てたものの、あたしは不安だった。
もしかしたら、親戚の家でも危ないかもしれない。あたしの不在に気づいた彼が何をしてくるかは、予測さえできなかった。そうなったらいよいよまったくつながりのない、足のつかない男を拾って、家に転がり込ませてもらうしかないかもしれない。
でも、それさえもあたしはもう覚悟していた。どうせサセコなんだから、それこそ本物の犯罪者じゃない限りは、セックスの相手をすることくらいどうってことない。
そう自然に思えるくらい、あたしは不良たちの格好の精液の排泄場所のような存在になり果てていた。
彼氏が出世すればするほど、あたしのサセコとしての知名度もあがってきていたのだ。全然うれしくない知名度だった。

それは、年の暮れが押し迫った年末のことだった。
寒さに震えながら彼氏の部屋に入ると、上機嫌で彼氏が話しかけてきた。

「おう、今日は大仕事だぞ」
「何かあるの?」

彼氏がいう仕事が何を指しているかは、いまさら聞くまでもなかった。ただ、大仕事とまでいわれたのははじめてだった。

「ああ、先輩なんだよ。ちょっと相手してやってくれや」
「うん…でも、先輩って、あたしで満足してくれるの?」
「問題ねえよ。顔は好みだって言ってたからな」

…写真まで出回ってるってことだろうか。あたしはふらつきそうになるのをなんとかこらえ、うなづいた。
平気そうなふりをしないといけない。内心を悟られちゃいけない。
それに今日のところは、その先輩だという人を相手にするっていうだけだ。
大丈夫。大丈夫…

でも、その認識は大間違いだった。
その日連れていかれたのは、この一帯で暴走族がよく集会に使っている、広場だった。
冬の寒風に、広場を囲む枯れ草がさらさらと音を立てている。
族車が一杯止まっているところを想像していたけれど、その日はそれらしいクルマは一台も見当たらない。
その代わりに、大きなワゴン車が一台止まっていた。

そのクルマの前で彼氏の言う「先輩」に引き合わされたときの絶望感は、今でもわすれない。
何人いるんだ。十人、いや、それ以上いたと思う。

「いや、すまんな。みんな君がお気に入りでねえ。お手合わせしたいと思ってたんだ」

先輩だといううちの一人が話しかけてきた。
口調は彼氏よりも幾分柔らかかったけれど、その目はまったく笑っていなかった。

クルマの後部座席は既に倒されて、セックスするには十分なスペースが出来上がっていた。
一人目に押し倒されたときも、シートが柔らかいせいか、あまり痛くはなかった。
それでも、あたしは心臓がバクバクしていた。
もちろん、興奮していたんじゃない。身体がもつかどうかという話だ。

それでも、五人目くらいまでは普通にセックスした。サセコとしてそれなりの経験は重ねてきていたから、見知らぬ人が相手でも十分濡れる。それに、先輩というだけあって、彼氏が普段連れてくる童貞不良たちよりもテクニックが違った。
ち●ちんを突っ込まれたあたしは、めったにあげない本気の声を上げていた。

「あっ!ああっ!…ああああっ!そ、そこおっ…!」
「いいねえ、この声。さすが評判になるだけのことはあるわ」

腰を振りながら、あたしにのしかかった五人目が言った。四人分の精子を出されたあとのあたしの膣は、多分もうぐちゃぐちゃになっていただろう。
ち●ちんがわけもなく入ってくる。そして、それに反応してあたしの身体は、さらに粘液を分泌した。

やっぱり凶暴そのものといった顔つきだったけれど、顔はそんなに気にならなかった。もうこの手の顔は見慣れている。それよりも、お腹を突き上げられる感じが、これまで経験してきたセックスとは違って、単純に気持ちいい。
でも、心の中は違った。自分がこんな状況で感じているというのが、どうしようもなく辛かった。
いくら自分がサセコだと割り切っていても。
あたし、この先マトモな人生を歩めるんだろうか。
普通に恋人を作って、幸せになることなんて、無理なんじゃないだろうか。
そう思えて仕方がなかったのだ。
でも、その考えをあたしは強引に打ち消した。
今は、この人数に耐え抜く方が先だ。正確に人数を数えてはいなかったけれど、どんなに少なく見積もってもあと5人。実際には、まず間違いなくそれ以上いるだろう。
そう思いながらも、五人目のその先輩がひと際深くち●ちんを突っ込んできたとき、あたしは今まで出したこともないような高い叫び声をあげていた。

問題は、六人目からだった。
濡れなくなったわけじゃない。残りの人たちが下手だったわけでもない。
逆だ。
急激に敏感になったあたしは、残りのペースも考えずに乱れずにいられなくなってきたのだ。
その上、六人目以降に控えていた人たちは、それまでの人たち以上にうまかった。
自分でも、ち●ちんを出し入れされるたびに、トマトでもかみつぶしたような音が股間から聞こえてきていたけれど、止められなかった。

「あーーーーっ!あっ!あぅああっ!ああっ!」
「すげえ声出すな…こりゃ、根っからの淫乱だわ。いい女見つけたなあ」
「恐れ入ります」

かしこまったような、低い彼氏の声が車の外からかすかに聞こえた。
かすかというのは、あたしはもう感覚がおかしくなっていたからだ。うまく声が聞こえない。視界もブレていた。
たかがセックスでも、ここまでになるものなんだな。他人事のようにそう思いながら、あたしの口は自然に大きく開く。
さっきまで以上に高い、ほとんど切れ切れの裏声が喉を切り裂くように漏れた。

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どれくらいたっただろうか。あたしはもう、何人を相手にしたかさえ分からなくなっていた。
クルマの外では、既にセックスを終えた人たちが談笑しているようだったけれど、それどころじゃなかった。

「う、うおおおっ!」

あたしに覆いかぶさった、これもまたいかにもガラの悪そうな筋肉質の先輩が、思い切りち●ちんを奥へ押し込んでくる。

「あ…そんな奥…あああ…あ…あああ…あああああ…ああ」

もう体力も残っていないはずなのに、勝手に声がでる。
喉が枯れてしまって、もうとぎれとぎれにしか声が出ない。
それに、自分の身体とは思えないくらい、腰が動いた。
へとへとなのに、あたしの考えなんて関係なしに、擦り付けるように動く。
それがますます、あたしの疲労感を増していく。
それでも、そんなあたしの様子に満足したのか、その男性は満足したように腰をゆすった。
多分、精液の残りを流し込んでいるんだろう。

「おっし、お疲れさん。あと一人だ。頑張ってくれよ」

…あと一人。その言葉は、あたしには救いだった。あと一人耐え切れば、少なくとも今夜は乗り切れるのだから。
そう自分に言い聞かせていると、続けて声を掛けられた。

「あー、ただな。最後の奴は、かなりすげえぞ」
「…?」
「ま、やってみるこったな。頑張れよ」

その言葉の意味が分かったのは、最後の一人が車に乗り込んできて、ズボンを脱いだ時だった。
サイズも大きい上によっぽど使いこんでいるのかすっかり暗い色になったそのち●ちんは、みただけでも威圧感があったけれど、そういう話じゃない。
明らかに、それまでのち●ちんと形自体が違う。
ところどころが不自然に膨らんだそのち●ちんは、女のあたしからみても何か人の手が加えられているのがわかった。

「どうだ。真珠入りのち●ぽだ。はじめて見るか?」
「え、…ええ…」

できるだけ普通に返事をしたつもりだったけれど、ゼイゼイという音がまじっていた。
それに息が完全に上がっている。苦しい。これだけ連続でセックスしているのだから当たり前だ。
相手もそれはわかっているようで、そのことについては何も言われなかった。

ただ、思いやりは皆無だった。

「まあ、最初慣れないだろうがな。やってるうちに気持ちよくなるだろ…っと」
「……………………………………………………………!」

声さえ出なかった。
ものすごい勢いで、最後の一人のち●ちんが中にめり込んできた。
ち●ちんの表面に浮きだした小さな突起たちが、あたしの膣肉をえぐる。
痛みはなかった。
すっかり疲れ果てていたあたしの身体からはもう力が抜けていたし、十人以上のち●ちんを入れられた膣はすっかりふやけていたはずだ。
多分、痛みがなかったのはそんな理由だと思う。その代わりにあたしを襲ったのは、息が止まってしまう様な快感だった。

感電したかのようなしびれがお腹の中に一瞬広がる。それを感じたときには、あたしの身体はもう体力が残っていないにも関わらず、自然に跳ねあがっていた。
その間にも、彼は矢継ぎ早にあたしの中を貫き続ける。
これまでの人たちとは違ってテクニックはなかった。
彼氏みたいな無茶苦茶さだ。真珠入りのち●ちんでこの動きだと、普通なら女の子はたまらない。
あたしだって、こんな状態でなければ痛くて続けられなかったと思う。
けれど、その時はテクニックがあろうがなかろうが、あんまり意味はなかった。
むしろ、その荒々しさで、あたしはかつての彼氏との、幸せだったころのセックスを連想してしまった。
ひどく悲しい、でも懐かしい、そんな気持ちが心の中に急に沸き上がってきた。
そのとたんに、今までどこに溜まっていたんだと自分でも疑問に思うほどの粘液が、膣内にあふれかえり始めた。

「うおっ、すげえ…こいつ、凄いぞ!」
「だから言ったじゃねえか、俺らも」
「いや、入れると全然違うわ、たまんねえ!」

すぐ近くで話しているはずの彼らの声が、ひどく遠く聞こえた。
その間も、あたしの身体は勝手に動き、跳ね続けた。それで余計に、真珠の突起があたしの中にめり込み、ぐちゃぐちゃにかき回した。
口の中によだれまであふれ出した。
身体をよじらせるたびに、傾いた口の中から、その唾液がだらだらと流れ出していく。
まるで飢えているようで、恥ずかしいなあと頭の隅っこの方で思ったけれど、どうしようもなかった。

「…おらぁ、もっともっと行くぞぉ!」
「は、は…な、なに…このち●ちん…?」

どうにか声が出たけれど、その声は自分でも呆れるほど潰れていた。

「ああ、気に入ったか?」
「…こ、壊れちゃいそう…あたしの、あたしのま●こ…」
「知るかよ」

ぞっとするほど低い声が耳に届いた。
ああ、やっぱりこういう人たちなんだなあと思ったとき、彼の動きはこれ以上ないほどに荒っぽくなった。
覚えのある動きだった。
変わりはじめたころの、彼の動き。
今思えば、自分が射精するためだけの、せっかちな動き。
それがわかっていたのに、あたしは信じられないことに、足を絡ませてよがっていた。

「ひいい…いいい…いい…んんんんっ!あばっ…あがっ!」

自分で聞いても色っぽさとかとは無縁の、ひしゃげた絶叫。
真珠のブツブツが、中でやけにはっきりと感じられた。
奥まで突き刺さった亀頭が、心なしかヒクヒクし始めた。あたしを犯した男は、射精前は誰でもこんな感じだった。

「おらあっ…出すぞ、中でザーメンだすぞおっ」
「んひぃぎ…きぎあぁあああ…あああああ…っ!」

その叫びが、あたしの体力の限界だった。
どくっと精液が膣の一番奥に注ぎ込まれたのを感じた時、視界が真っ白になった。
それを最後に、あたしは気を失った。

気が付くと、背中が痛かった。
どうしようもなくだるい。
それでも、なんとか目を開いてみた。
周りには誰もいなかった。さっきまでセックスしていたはずのワゴン車も、見えなくなっていた。
そして、あたしは寒々とした冬の広場のベンチに、あたしは寝かされて放置されていたのだ。
セックスが終わってすっきりして、みんなでお酒でも飲みに行ったのかもしれない。
そこまで予想がついていながら、あたしは腹さえ立たなかった。
あんまりにもきつくて、それどころじゃなかったのだ。

なんだか熱っぽい。コートは着ていたものの、この寒さの中で寝ていたのだ。
風邪をひかない方がおかしい。それどころか、凍死しなかっただけ運がいい。これ以下がない、ひどい扱いだった。
それでも、なんとか無理矢理身体を起こした。
スカートの下で、ぐちゅっという音がした。どうせ誰も見ていないし、めくってみた。
下着を精子まじりの液体が染めている。
どれくらい気を失っていたかはわからなかったけれど、あれだけ出されたあとだ。
そりゃこうなるよね。あたしはそれを気にもせず、立ち上がる。
下着からあふれた精液がどろりと足を伝ってきたけれど、それを気にするほどもう余裕は残っていなかった。
フラフラと、あたしは家に帰った。
親はもう寝ていたから、騒ぎになることはなかった。
もっとも、親はあたしにすっかり幻滅して、存在を忘れたかのように振る舞うようになっていたから、たとえ起きていても関心はなかったかもしれないけれど。

その後、あたしは数日間寝込んだ。ようやく回復したものの、あたしを待っていたのはこの前と似たような集団セックスだった。どうやら、あたしは先輩たちにも都合のいい精子の排泄器として見込まれてしまったらしかった。
毎日ではなかったけれど、ほぼ週一回のペースで、あたしは十人以上に精子を流し込まれ、そしてそのたびに、あたしの体力はどんどん減っていった。

それが限界になったのが、2月の終わりごろだった。
もういい。これ以上こんなことしてたら、本当に死ぬか狂う。
そう身体が訴えていた。それは、本能に近かった。
だから、あたしは卒業まで待たなかった。
ある土曜日の夜、五人くらいを相手にした後、あたしは精子を垂れ流しながら駅まで行き、用意していた服に着替えた。
列車に飛び乗ったあたしは、そのまま地元から姿を消した。

+++++++++++++++++++++++++++++++++

書類関係の手続きはほとぼりが冷めるまで待つことにした。
卒業さえしていないわけだし、仕事先のつてもない。まともな就職活動なんて望みようもなかったけれど、仕方がなかった。万が一動いて彼氏に見つかりでもしたら、多分仕事どころではなくなってしまうだろうから。

親戚に聞いた話では、やはり彼氏はあたしの自宅に押し掛けてきたらしい。
サセコとしての知名度に加えて、なまじ先輩たちに気に入られてしまったのだ。
ご機嫌取りの材料としては絶好のあたしを手放すのは惜しかったはずだし、その前から逃げるなと散々忠告もされている。どうなることかと気が気じゃなかった。
でも、意外なことに、彼氏の来訪は二回だけだった。それに、それ以上の手段に出ることもなかったようだ。
不良たちの中でどういう話になったかは当然わからないけれど、結局彼は自宅を訪れて脅しをかけただけだったらしい。もしかしたら、警察が入ってくるのを先輩たちが嫌ったのかもしれない。でも、それも想像に過ぎない。

もっとも、いくら回数が少ないとはいえ、あの彼氏の脅しだ。両親がどう出るかは不安要素だった。
あたしに対してもう何も期待していないのは確かだったし、彼氏の出方によっては居場所をバラされてもおかしくない。
でも、両親はかたくなにあたしが家出した、何も聞いていないと言い張って押し通してくれたのだ。
その時、あたしはその数年間で初めて親に対して罪悪感を感じた。
その後、親との縁は切れたままだけれど、あれは両親にしてみれば、餞別のようなものだったのかもしれない。

その後あたしはなんとかこっそりと書類手続きも終えて、晴れて仕事を見つけた。
しがない会社員だけど、あの当時のことを考えたら、平穏そのものだ。
彼氏は想像していた通り、あれ以来できる気配はない。でも、今はその方がいい。
普通の人の一生分のセックスを、一年半でまとめてしてしまったようなものなのだ。男性自体に嫌気がさしていたから、今付き合っても破綻するのは目に見えている。

退屈な、刺激のない毎日ではあるけれど、今はそれだけでも十分だ。
それよりもあたしにとっての問題は、朝まで延々と続く自問自答と自己嫌悪を、どうにかすることだけだ。
それは、あたしにとっては、どうしようもなく重い重い課題だ。
でも、仮にあの頃のあたしが今のあたしを知ったら、多分こう吐き捨てるだろう。
身の危険がないだけでも、嫌々身体を開かないで済むだけでも、あんたは遥かに恵まれてるじゃないかって。

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